days off


久々の休日
恐ろしくなるほど寝ました
初演まで忙しかったのも前述通り
しかし、その後も2時3時まで寝付けなかったり
その翌日は寝れるだろうと思いきや
また眠りが浅かったりと、疲れが取れない日が続き
ようやく週末の土曜に死んだ様に眠った
せっかくの2連休の内の一日をほぼ睡眠に費やす
少し勿体無いけれど、必要でした


私がそんなふうに惰眠を貪っている中
レーゲンスブルグでは大きな初演が成功に終わる
元同僚の優貴さん率いる新カンパニーの初演
同僚達も観に行くのは知っていたけれど
私は自分の休日を選択
特別な初演を観れなかったのは残念だけれど
月末にあるレーゲンスブルグで行われるガラに出るので
その時に元同僚達や、その新作を観れる事を期待
でもいつかちゃんと公演を観に行く予定です
初演の成功おめでとうございます


そのガラにはシュテファンの青髭
ジョゼッペの新作で参加
ガラ用にデュエットを作って持って行きます
そして、今週からヨハン・インガー作品も始まります
彼の『Walking Mad』の振り写し
初演は2月ですが、もう始まるんですね
そんなアップカミングです






話は変わりますが
蜷川実花のCameranというアプリ
どんな写真も彼女風の写真になると言う
なるほど、極彩色です
ちょうどそんな色のバーに行ったのでピッタリでした
土曜にたっぷり寝れたのは、この夜遊びのおかげ


・・・なんて脈絡のない日記

Made in Love


ようやく初演が終わりました
シーズン初日からクリエーションが始まったものの
途中でツアーを挟んだことから進行はかなり遅く
プログラム3作品中の2作品が作り終わったのが初演3週間前
最後の1作品は4日間ほどで作り終えた感じでした
なのでクリエーション期間が延々と続いた様に感じます
気分的には半年位経った様に思える


今回の照明デザインに関しては
クリエーションプロセスを見ながら構成を練るものの
実際に照明作りを始められるのは作品が出来上がってからなので
初演目前の最後の最後でワッと仕事が始まった感じでした
休日にシュテファンの照明作りの日に見学に行き
翌日に舞台監督に渡すプラン表を完成させ
その翌日は朝9時から昼2時まで
早々と昼食を済ませ、また再開し手直しをし
夜には舞台稽古を22時半まで
そんな日ばかりが続き
このプルミエウィークも夜の舞台稽古までの時間は
照明のダメ出し、直しに費やすばかり
けれど、私も舞台に立っている立場なので
毎回の通し稽古をチェック出来ないのも残念で
2度目の通し稽古の時はセカンドキャストに踊ってもらい
初めて肉眼で作品を通して確認という感じ
本番同様の通し稽古なのに
何故かメインの照明のケーブルが抜けていたり
ターンライトの角度が間違っていたり
中止、再開せざるを得なかったり
1週間以上、仕込みと調整、修正に時間を費やして
ようやく見る機会に限ってこれ
そんな翌日のゲネプロは自分で踊るものの
踊っていない時に照明を思わずチェックしてしまう始末
ダンサーとしてはあまり踊ってない作品なので
結果良かったのですが、やっぱり頭は照明でいっぱい
ようやく初演で集中して踊った気がします


初演中も自分から見えた限りでは
何故か前日まで動いていたものが点いていなかったり
照明を作った時点から機械にプログラムされていて
舞台監督がキュー出しをしているにも関わらず
こういうハプニングが起こるんだなと
何ともやり切れないものですが
それでも良い経験と勉強にもなりました
とはいえ、特別に複雑な照明を作ったわけでもないので
(本音:というか、初の試みなので複雑なものを作れるわけもない)
なので、次回以降はきっちりやって欲しいものです




ジョゼッペの『Abi/tiamo』ではダンサーとしてよりも
キャラクター的存在で踊った感は全くないのですが
作品中ずっと存在はしています
踊っていると言うよりは常に佇んでいます
それと、ストーリーラインの様な映像に出演している感じ


一番踊っている感じがするのは『Fast Play』
作品時間は10分と短いけれど、8人全員が踊っていて
クリエーション期間も短かったけれど
音楽と踊りだけと、とてもシンプルで好きです


『Kommen und Gehen』では
本来セカンドキャストとしてソロをひとつしていましたが
怪我人が出てしまい、私のファーストキャストが
そちらに移り、私が彼女の代わりにソロという形になりました
好きなソロなので、結果初演で踊れた事は嬉しく
怪我をしてしまった同僚も良好に回復しているので良かった


結果3作品ともに出ることになったけれど
それぞれコンパクトにギュッと集中しているので良かった
特にこの2週間が照明で忙しかったので
踊るパートがきっちり区切られていたのも助かった
いっぱい踊りたくて仕方なかった若い時と
年を取ったせいか、自分の考え方が変わってきています


照明で頭がいっぱいの初演でした
ゲネを観に来た劇場の他の部署で働く同僚達や
初演後のお客さん達もたくさん話しかけてきてくれて
気に入って頂けたので、それがもう満足です

light design


ブログを再開してから初のオンタイム日記






今月27日初演の新プログラム『Made in Love』
トリプルビルで3作品とも新作
ボスのシュテファンによる『Fast Play』
そして『Kommen und Gehen』
ダンサーのジョゼッペによる『Abi/tiamo』






ダンサーとしても踊っているけれど
今回はジョゼッペ作品で照明デザインを担当


私自身、振付をしたのは
過去2回のヤングコレオグラファーの2度のみですが
振付も楽しかったけれど、照明が特に楽しかった
そんな話をジョゼッペともしていたので
今回のデザイン担当の話が来ました
願ってもないチャンスですし
大劇場の方で、きちんと時間を組んで照明を作れる
過去2回はヤングコレオグラファーのイブニングで
出品者も多く、それぞれに割り当てられた時間も短く
シンプルにするしかなかった所を
今回はじっくり作り込めるし
作品自体も40分近いので色々な展開を作れるし
大変だけれど、本当に楽しんでいます






この3日間が特にきつかったけれど
ようやく一段落
今日は朝から照明仕込み
昼間も仕込んだ照明チェックと手直し
早く終わったので時間を使って映像の撮影
夜には照明付きでの舞台稽古でした
手直しはあるものの、大体良い出来との事
私も舞台に立っているので、残念ながら肉眼では確認出来ず
明日、録画したもので確認
楽しみです






今回の初演は照明に対しての思い入れや意気込みが
ダンサーとしてのそれより強いかもしれない

Wroclaw


スイスから戻ってきて1週間後にまたツアー
今度はポーランドにて青髭1公演






着いた日は曇っていて寒かった
灰色な景色が、まさに東欧のイメージそのもの














打って変わって、翌日とその次の日は晴天
街並みも違って見えて、とても可愛いし
着込んでいたから暑過ぎたくらい






公演後にはレセプションもあり
お客様が直接声を掛けてくださったりと
踊った立場にとっては本当に嬉しい
スイスで踊った時は久々な感覚があったけれど
ポーランドでは入り込んで楽しめた気がする






あっという間の2泊3日






また空港






最近あまり見かけないプロペラ機でドイツへ

Basel


ヴィンタートゥールでのツアー後の連休を利用して
遂にバーゼルを訪問






アテルに入団したての頃からの仲良しで
先輩であるアドリアン
そして、やっぱり先輩であるティボーとマーシャ
マーシャはダンサーを引退して
今はマウロの作品のレペティターとして
ティボーはバーゼルのバレエマスターとして
アドリアンはダンサーとしてカンパニーに所属
3人とも常によく見てくれて引っ張ってくれた先輩
そして、先輩として本当に尊敬する良いダンサー達
3年振りの再会も嬉しいし
公演を見てもらえたのも嬉しい






アドリアンのセクシーショット
ティボーとは仕事中に会ったので遠慮






バーゼルのカンパニーには
友人・知人、顔見知りがいっぱい
そして、良いダンサーもたくさんでした
公開リハのある日に行けて良かった
みんなが踊っているのを観れるのはいつも嬉しい

Winterthur


珍しくツアーがありました
スイスのヴィンタートゥールという街
何年か前にアテルバレットとも来たことがある劇場






ここでは青髭の3公演
バーゼルからアテル時代の元同僚が観に来てくれた
お互いアテルを離れてからの3年振りの再会

new season


今シーズンは最初の再演がロミオとジュリエット
そして10月末初演のクリエーションも開始
私はロミジュリではほとんど踊っていないので
ゆったりとシーズンが始まりました
何年もスタートから猛ダッシュという感じだったので
嬉しい反面、戸惑ってみたり






と言いつつも、しんどくなるので
やっぱり今のうちに、ゆったりを楽しむべき

Holland


ドイツ北部からオランダ南部へ
懐かしのロッテルダム
たった1年間しか住んでいないのに
このヨーロッパでの10年間、
どの国のどの街に住んでいてもよく来ました
ヨーロッパ中に好きな場所はあるけれど
ここは何故か落ち着く
適度な規模の都会
煉瓦作りや運河が通る街並み
文化やファッションも好き
ダンスキャリアを無視してヨーロッパに住むなら
たぶんロッテルダムを選ぶ気がする
イギリス、オランダ、ベルギー辺りが好き






そんなロッテルダムの中央駅
私がオランダからイタリアに引っ越した頃に
改装工事が始まり、早7年近く経ちますが
ようやく全貌と終わりが見えて来ました






ロッテルダムダンスアカデミー、1年しかいなかった母校






私が出た次の年度からCodartsという総名称に変更






そのその
今回のロッテルダム訪問相手






一緒に街をぶらり
かつて私が住んでいた近くの市場を通ったり






懐かしのパブで好きなビールを飲んだり






懐かしのカフェでお決まりのアップルタルトを食べたり






新しいカフェを開拓してみたり






そんなんで疲れてトラム






実は買い物もたくさん






夜は、そのそのとルームメートのミレミレ






アムステルダムにも行ってきた






中央駅の裏の運河を渡って、そこでランチ






黄昏そのその






ぶらぶら






買いたい物いっぱい見つけた






私の一眼で犬を撮りまくるフロフロ






オランダらしい不思議な物もいっぱい






この後は全員撃沈






疲労困憊で帰路に就く






翌朝はそのそのとミレミレに見送られ出発

Nord


ドイツ北部へと行って来ました






懐かしのハノーファー
学生時代に何度も使った駅でした
でも今回はただの乗り換えでの通過地点


初めてブレーメンハンブルグに行きました
ブレーメンの音楽隊で子供の頃から馴染みのある地名
さすがに日本人観光客も多かった気がします






















音楽隊の像
終始写真を撮る人垣






翌日はハンブルグ
大きな街で、日帰りでは見て回れないので
ハーフェンシティと呼ばれる港エリアを観光


















水辺にいると、とても落ち着く






最近気づいたけれど、港町が好きです
海があって、船がいっぱいで
人の出入りが多いからかオープンな人も多いし


















少し歩いた所に海を眺める格好でラウンジが並んでいて
そのひとつは砂が敷かれていて、まるで砂浜
そこで帰る前の一杯










ハンブルグ中央駅に向かう道で
サン・パウリと言うエリアを通過
まるでスーパーやブティックかの様に堂々と立ち並ぶ
女人禁制の店が立ち並ぶ一角があったり
通った時は時間帯が早いせいか門は閉じていましたけど






ついでに、泊まっていたお家






煉瓦作りが多い地域でした
イギリスやオランダみたいで懐かしい感じ






そして、ネコ

Rein

日本とドイツ、空港に着いてまず一番肌で感じる違いは気温
日本は湿度が高くて、一日中暑くて、汗だくだったのに
ドイツは昼は爽やか、夜は肌寒い
シャワーの後には肌が乾燥してクリームを塗らないと痛い


時差ぼけも特になかったので
翌日はヴェスパで郊外まで行ってきた






なんちゃってライダー














ドイツらしい可愛い家
そういえば、こういうドイツ観光は初めて










すっかり秋の装い


















ビーブリッヒからライン川沿いにまた走って
リューデスハイムという町に到着










ロープウェイがありました














またさらに走る
既にヴェスパで行く範囲を超えてるけれど














だだっ広い






寒くなってきたので帰り支度
もう少し遅くに出発していたらもっと寒かったかも
ヘルメットがあっても肌に触れる空気が冷たい
車で行くような距離まで行き過ぎたみたい
帰り道は長かった


でも、楽しい休日らしい日でした

fourth week 3/3


関西最終日










みんな見事にiPhoneユーザーですな














そこまで飲んでないのに、テンション高過ぎ






またしても、ひどい顔でパピコ


東京に戻ったら、日本での日々も残り僅か






ロッテルダム組との再会
ピアニストのまさしとゆきちゃん
あと写真は撮り忘れてしまったけれど
お昼はまりっぺとゆりかと3人で会いました
ゆりかも結婚して、あらまあ
ゆりかとは16・17歳頃からの知り合いだから不思議な感じ


それから、最後の最後でようやく佐紀さんとも再会
4年振りにスタジオで撮影もしました


存分に夏休みな過ごし方をしてからだったので
身体も訛っているし、感覚もないのではと思ったけれど
やはりそこは野村佐紀子さん
彼女のエネルギーが満ちた空間にいたら
すっと入り込んでいけました
久しぶりに撮られた私はどう写っているんだろう


そして、残りの時間は家でゆっくり過ごしました


たっぷりある様に見えても、あっという間で
会えなかった友達も、時間が合わなかった友達も多くて
いつもそれは残念なのだけれど
一瞬しか会えないよりも
来年でも再来年でも、何年か振りにゆっくり会える方が
たくさん話すこともあって良いかな
と思う様にしています
ごめんなさい
会えたみんなもありがとう
また次に会えるのを楽しみにしています