Swan Lake

日曜「白鳥の湖」の公演でした
トス版「Zwischen Mitternacht und Morgen: Schwanensee」『夜中と朝の間:白鳥の湖


私にとって初めての白鳥の湖です
バレエの代名詞の様な作品なのに踊った事がなく
それが今この年になってようやく・・・という感じかしら
しかも、オーケストラの演奏
やっぱり生の音楽を感じながら踊れるのは素敵


シュテファンの解釈、とても好きです
オデットとジークフリートの物語と言うよりは
普段、悪役として扱われるロットバルトとオデットの物語
とても人間味に溢れていて、感情を揺さぶられて切なくなります
私はDVDで見ただけだけれど、映像ですらラストシーンに感動しました
実際には、自分自身も本番で踊っている身なのに
舞台上で起こっている物語そのもの、舞台袖から見える情景に引きずり込まれます



トス版のあらすじと解釈については
ゆうきさんが以前に自身のブログで語っているので
良かったらそちらを参考にしてみてください
>>> YukiBlog-OpaqueVase


準備期間は決して充分にあったわけではなく
本番一週間前でも習っている部分もあり
全4幕になる作品を2幕ずつに分けての通し稽古が最後の最後にあり
本番前日、土曜のゲネプロで初めて作品全体を通しました
そこで初めて全体像が把握出来たというか
私はなかなか実際にやるまで解らない、身体に入らない
という融通の利かない所があるので・・・


でも本番は、前日のゲネプロで一度は通したという経験から
少しは落ち着けて、程良い緊張で楽しく踊れたかな
まだまだ練習しなくてはと痛感もしたし
確実に身体に入ってないという不安も感じたし
どの部分の練習が足りないのかというのも解ったというか
また次回の本番までにやる事は多いです


けれど、今週から来年2月初演の新プログラムのリハも始まります
週末には再び白鳥の湖、そして、メリークリスマス
メリークリスマスはマチネとソワレを2日間


月火と2連休で今週自体の日数が少ないのに何作品もリハってなかなかハード


でも、ハードなのって意外と楽しい
それに対して必要以上に文句も言うんだけど
時間的にも忙しくて、やらなきゃいけない事も厳しい・・・
という中に、充実感と妙な喜びを感じるというか
余裕があるかは別だけど、そんなハードな日々に安心する所がある


特にこう寒いと年の瀬を感じずにはいられないというか


そうそう、日曜は雪も降りました
週末、昨日今日冷え込むねーと話していたら、案の定、初雪となりました
積もりはしていないけど、チラチラと舞う久々に見る雪は綺麗でした
レッジォ・エミリアも真冬には雪の降る土地だから
別段珍しいものでもなかったけれど
雪ってやっぱり冬特有で時季を感じずにはいられない
アテルの友達が言うには、日曜はレッジォも雪だったそうで
ヨーロッパ全体が冷え込んだ週末だったみたい


頑張って行きましょう