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野村佐紀子 写真展「波動・成澤幾波子」終了


終わってしまって何とも・・・
21日の最終日に立ち会えたわけでもないけれど
美術館の方から終了の報告をもらった時の
何とも言えない淋しさ


夏休みの8月ではなく 9月からの展示だったけれども
大勢の人がギャラリーに来てくれたそうで
図録も150部全て完売したそうだし
被写体として写真展に参加していた私としては
本当にこの報告を聞いた時には嬉しくて
改めて 佐紀さんに
美術館の方々に
特に企画実現に情熱を注いでくれたコーディネイター
関わってくれた皆様 来場してくださった皆様に
心から感謝を伝えたい次第です


佐紀さんとの出会いから2年が経っての写真展の実現
私にとって貴重な財産になったと思います


写真展で飾られていた"私"は
2007年の23歳の"私"
ダンサーとして少し安定し始めた頃
正確には いつだって不安定なんだろうけれど
色んなものを自覚して 意識を持ち始めて
少し落ち着いた頃の"私"
その私が思いのままに動く所を撮った佐紀さん
作品ではまるで止まった瞬間の様だけど
一枚一枚は動いてる一瞬一瞬だ


今の自分なら
こう動いていたかも・・・
もっと出来たかもしれない・・・
という想像はあっても そこに後悔は全くない
ああいう動きや表情をした"私"を
捉えてくれた佐紀さんの写真の中で"私"は生きてる
それは正しく「その時だけのモノ」
時間が経って見た時に
私が失ってるかもしれないモノが
その写真の中では生き続けているかもしれない


形になった"私"を見続けていく
今はまだ新鮮で 今の私自身に近いだろうけど
時が経って見直した時に必ず感じるであろう違和感
それを感じる時が面白いのだと思う
感じる為には私が変化を続けていないと・・・
様々なモノに影響を受けて
成長していく私
そんな時
また佐紀さんに撮ってもらえたら良いと思う


そこに居る"私"は その時の私の目にどう留まるのだろうか