Ein starker Eindruck

なかなか頻繁に会えない友達が多い
そんな友達にひとたび会えば
話題が尽きる事なく話し続けることばかり
相手によって話題は違う
人によって話題が変わるのが聞いていて楽しくて
自分も話すのが楽しくてしょうがない
そんな私の友達で
たぶん3人
私の中で特異な存在がある
特異という言葉の意味をそのまま使うと
少し語弊があるのだけれど
この人達は他の友達に比べると
いつも少し不思議な余韻を私に残していく
私に濃い印象を与えていく
いわゆる蘊蓄を傾けるタイプというか
彼らの興味の範囲は限りなくて
知識欲というか探究心が無くなる事がない
決してかじるだけで終わらず掘り下げて没頭していく
そして彼らと久々に話すと
その造詣の深さを披露してくれる
好奇心だけは旺盛な私は
そういう話を聞くのが好きで耳を傾ける
でも聞くだけじゃ済ませてくれないのが彼ら
まるで"なぞなぞ"の様な質問を私に問いかけてくる
簡潔でいて大胆なその問いかけは
深層を覗いて根本を探る様で
私自身も知らなかった事を私に教える
まとまっていなかった意見がまとまってみたり
自分の思考が意図してるものと実は真逆だと気付かされてみたり
彼らはそれを指摘する為に問いかけているわけでもなく
あくまでも自然に私や己の内側を探ってくる
だから感銘を受けずにはいられずに
彼らの印象は常に鮮明に残る
話す度に新しく
まるで初めて話すかの様に
彼らの事は記憶に残る
どうしてこの人達はこんなにも濃いのだろう
この人達の思考回路はどう成り立っているのだろう
元々備わった概括する能力の高さというか
そんな彼らと話す時
自分の乏しさを虚しく思いつつも
少しでもあやかりたいともがく私がいる
出来る限り意味を把握したいと
理解する為に自分の頭の回転を促す
その繰り返しが彼らとの会話の時にはいつもある
昨日今日の2日間
たまたま偶然だけれど
この3人の内の2人とそれぞれ話した
どちらにも問いかけられて
今もまだ彼らのその質問が頭の中を駆け巡る
もう既に答えてしまったのだけど
もっと印象の良い答えを言おうとか
そういう訳ではなく
自身が持つ本質に一番近い考えを答えられたのかどうか
その考えが自身だと認識出来るかどうか
又は出来ているのかどうか
それを自分が納得したくて今もまだ考える
3人の内の残りのもう1人には少し経ったら会える
彼もまた他の2人の様に
私に何かを気付かせてくれるのだろうか