30th

1月16日 Aterballetto 30周年記念のイベントでした


マウロ・ビゴンゼッティが
ディレクションを執ったのは1997年だけど
Aterballettoというダンス・カンパニー自体は30周年
スタジオ・Fonderia内の一室では
前芸術監督・振付家のAmedeo Amodioの作品や
その当時のゲスト・コレオグラファーの作品や
マウロのAterballettoに来る前の処女作から
近年までの作品の映像を上映
前ディレクターのアメデオの時代(1979-1996)は
バランシン、チューダー、マクミラン
ハンス・ファン・マーネンにベジャールなどと
80年代の新進気鋭の振付家のレパートリーが並ぶ


そんなカンパニーだったんです
私は自分の入団直前に初めてAterballettoを知ったから
カンパニーの歴史もサイトなどで読んだ程度だけど
イタリア人のダンサー達は映像を見ながら懐かしんでいた
小さい時に公演を見ていたりしたんだろうね


マウロが芸術監督・振付家だった1997年から2007年
去年2008年の2月には芸術監督を降りて
振付家のみの肩書きになった
同時にクリスティーナが芸術監督のポストに
マウロもディレクションをしつつの
創作活動は大変だった様で今がちょうど良いとのこと
マウロはAterballetto以外での仕事も多いから
クリスティーナの後任後は安心して留守に出来るみたい
NYやモントリオール、ベルリンなど色んな所に行く
留守が多くなって少し淋しいけれど
これも時代・世代の変化の一部なのかしら


そんな今夜はAterballetto Dayと称して
17時から23時までFonderiaを開放
コンファレンスが行われ
30年の歴史を映像で振り返り
近年の作品の映像鑑賞
公演でのピアノ演奏やオケの指揮を執る
ブルーノによるピアノ・コンサートもあり
その後に私達ダンサーによる公演
Fonderia内劇場・Piazzaにて


公演のプログラムは
エウジェニオというAterballettoの元ダンサーでもある
振付家の『Casanova』のショーイング
夏が初演予定で 今夜は30分のショートバージョン
イタリアの作家ジャコモ・カサノヴァを題材にしたもので
普段私達が踊るマウロ作品とは全く違うスタイル
振付家としては若手のエウジェニオだけど
クリエーションも踊っていてもとても楽しかった
どんな作品かは完成時を見て欲しいな
そして マウロの振付作品が続く
Songs』より抜粋
2008年5月に初演だった『Terra』の再演
スターピースである『Cantata』よりフィナーレ
少し長い公演ではあったけれど
本拠地で踊ることは少ないからやっぱ嬉しい


公演が終了した後はカクテル・パーティー
少し長い夜だったけど楽しかった