coming and going

『生きられた家 -経験と象徴-』多木浩二:著
『Anybody -建築的身体の諸問題-』磯崎新浅田彰:監修


どちらも友人からのオススメ
夏に1冊は戴き 1冊は貸してもらったのだけど
この2冊の難解な書物は半年間ずっと本棚の外にいる
どちらも読んでは少し戻って読み直して
先に進んでは また最初から ざっと読み直して
そんなふうに読んでいる
最初は『Anybody』から入ったのだけど
貸してくれた友人の言う通り この1冊で1年間は過ごせる
情報が半端ないだけじゃなくて
理解するには私の語彙と知識が足りない感じ
だから前後を行き来しながら
立ち止まりながらの読書の仕方になった
とりあえず ざっと読んでから詰めていこうと
攻略方法を変えて ひとまず読み切った
けれど 全くと言っていい程に頭に入っていないので
しばらく寝かせる事にした 休戦
そこで『生きられる家』に手を付けた
こちらはまだ読み物として読んでいけるけれど
言葉をひとつひとつ拾っていくとやっぱり時間がかかる
象徴論的な視点で書かれているので
やはり専門的な言葉使いも多くて それがまず難解
自分の乏しい脳みそに嫌気もさすけれど
難しい本を読んでいるという自己満足で終わらす気はない
この2冊を手に入れてから他の本は読んでいない
というか他の本に費やす時間がなくなった
毎日この2冊のどちらかを読んでいるわけではないけど
小休止を入れながらも 半年前からずっとこの2冊
まだしばらくは読む本に困らないと思う